コード補完ではなく「作業を丸ごと任せる」道具として使った実例。ストア提出の自動化、3Dデータの加工、記事サイトの運用。できなかったことも正直に書く。

前提

Claude Code はエディタの補完ではなく、ターミナルで動くエージェント。ファイルの読み書き、コマンド実行、ブラウザ操作までやるので、「コードを書かせる」より「作業を丸ごと任せる」道具として使っている。実際に任せてきた実例を書く。

できたことの実例

1. アプリのストア提出の自動化

ビルド、シミュレーターでのスクリーンショット撮影、App Store Connect へのアップロード、メタデータ入力、審査提出までを一気通貫で。実測で、スクリーンショット11言語66枚のアップロードが数分、提出作業が1本あたり約50秒まで縮んだ工程もある。

2. 3Dデータの加工パイプライン

AI生成の3Dモデル (71MB) をゲームに使える軽さ (8.5MB) まで自動で落とす Blender スクリプトを書かせて、検証用の自動レンダリングまで組んだ。

3. データベースの運用

SQLのマイグレーション作成と適用、アクセス権限 (RLS) の設計と穴のチェック。

4. 記事サイトの運用

記事の入稿、公開確認、サイトマップ確認、検索ツールの設置。この記事が載っているサイト自体がそれ。

向かなかったこと

  • 審査に通るかの判断。ストア審査のような人間の判定は予測できない。
  • デザインの良し悪し。動くものは作れるが、「かっこいいか」は人が見ないと分からない。
  • 一部のログイン必須画面の操作。二段階認証や本人確認はどのみち人がやる。

うまく使うコツ (実感)

  1. 完了条件を数字で言う。「速くして」ではなく「この処理を3秒以内に」。
  2. 検証コマンドまで要求する。「直した」と言わせて終わりにせず、確認した証拠 (コマンドと結果) を出させる。
  3. 同じ失敗はルール化させる。失敗のたびに再発防止のチェックを仕組みとして残させると、だんだん事故が減る。
  4. 消す系の操作だけは確認を挟む。実行権限を広く渡すほど速いが、削除系だけは手前で止まる設定にしている。