iOS アプリを量産して App Store に出し続けたら、Guideline 4.3(a) - Design - Spam で合計 23 本以上却下された。

その後、コンセプトを変えても、実機能とテストを足しても、完全新作を出しても、全部同じ定型文で落ちた。最後はアカウント削除の明文警告まで来た。

同じ場所でハマってる人のために、何を試して何がダメだったか、時系列で全部書く。

iOS アプリを量産して App Store に出し続けたら、Guideline 4.3(a) - Design - Spam で合計 23 本以上却下された。コンセプトを変えても、実機能とテストを足しても、完全新作を出しても、全部同じ定型文で落ちた。最後はアカウント削除の明文警告まで来た。

何を試して何がダメだったか、時系列で全部書く。

前提

1 人で小さなアプリを量産して出していた。2026 年 9 月、新規アプリの審査が全部通らなくなった。「審査が遅い」と思っていたが、却下文を読んだら全部 4.3(a) だった。9 月だけで 22 本。以後、新規で通ったものは 0 本。

Apple の指摘は事実だった

自分のプロジェクトを測り直したら、Apple の言う通りだった。

  • 同じディレクトリ構成のアプリが 19 本同居
  • Swift ファイルがどれもきっかり 2 本
  • スクリーンショット 3 枚で、3 枚目は必ず課金画面
  • 稼ぎ方が全部「無料 2 件まで + 月額/年額」
  • 説明文の共有ペアが 85 組

一方でソースコードの行一致は低かった (共通 40 行程度)。つまりコードを変えても通らない。見られているのは「出し方の型」。

試して全部ダメだったこと

1. コンセプトを変えて 5 本再設計 → 翌日、5 本とも同一の定型文で却下。今度は 4.2.6 (アプリ生成サービス) まで付いた。

2. 審査からの 9 つの質問に実答で返信 (約 3,000 字、アプリ別に全部書いた) → 翌日、最初と同じ定型文が再送されただけ。人間が読んだ形跡はなかった。

3. 完全新規の 1 本を出す (設計も中身も既存と別物、買い切り、課金なし) → 初回提出から約 10 時間で同じ定型文で却下。判定はアプリ単体でなくアカウント横断だと確定した瞬間だった。

4. 6 本全部に本気の改修 — 実機能を 3 つずつ追加、自動テスト (22〜147 本) を実装して全部緑、スクリーンショット 37 枚を刷新、価格をばらし、TestFlight の公開ベータを 6 本設置、審査メモに変更点を番号列挙 → 再び 6 本とも完全に同一の定型文で却下。

最後に来たもの

最後の却下文には、それまで無かった「Extended Review」という節が追加されていた。要約すると「この種の問題があるアプリの再提出を繰り返すと審査が遅くなる。続ければ Apple Developer Program からの除名があり得る」。

アカウント削除の明文警告まで来たら、再提出を続けるのは損しかない。ここで止めて、6 本とも App Store Connect から削除した。

学び

  • 却下理由は推測せず原文を読む。「審査が遅い」の正体が 4.3(a) だったことに 10 日気づかなかった
  • 4.3(a) はアプリでなくアカウントの履歴に付く。1 本ずつの中身を磨いても戻らない
  • 同時に何本も出す「型」が一番危ない
  • 次に作るなら: 需要を先に測る → 1 本だけ → ベータで実利用の実績を作る → 時間を空ける
  • 「Extended Review」の文言が出たら、再提出をやめるのが正解だと考えている

安くない授業料だったが、ここまで定量的に「ダメだった記録」が残ったので共有する。